父、逝く。

 

初七日を終え、

 

何処に逝ったのか。

 

穏やかな表情だった。

 

笑っていた。

 

娘として、喪主として、見送り、

焼いた。

 

骨の傍らに付き添い、

皆の元へ行き、拾った。

 

命は、何処から来て、何処に行くのか。

 

打ち寄せる波に尋ねても

答えはない。